アメリカでメジャーリーグの醍醐味を体験したい、そんな野球ファンのみなさんにとって、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地であるドジャー・スタジアムは、まさに夢の舞台といえるでしょう。

近年、日本人選手の活躍もあり、ますます注目を集めているこのスタジアムで、最高の野球観戦体験を味わってみませんか？

この記事では、ドジャー・スタジアムでの観戦を計画している日本人旅行者のみなさんに向けて、スタジアムの基本情報から楽しみ方、アクセス方法、チケットの購入方法まで、詳しくご紹介します。

ドジャー・スタジアムとは

基本情報

ドジャー・スタジアムは、カリフォルニア州ロサンゼルス市内にある、メジャーリーグベースボール（MLB）のロサンゼルス・ドジャースの本拠地です。1962年に開場し、アメリカ西海岸を代表する野球場として、多くのファンに愛されています。

スタジアムの特徴：

• ○　収容人数：約56,000人
• ○　所在地：1000 Vin Scully Avenue, Los Angeles, CA 90012
• ○　開場年：1962年
• ○　広さ：左翼330 ft（約100.6 m）、395 ft（約120.4 m）、右翼330 ft（約100.6 m）

ドジャー・スタジアムは、その美しい建築デザインと、ロサンゼルスのダウンタウンやサンガブリエル山脈を望む絶景で知られています。スタジアムからの眺めは、特に日没時に美しく、多くの観客を魅了しています。

歴史と背景

ドジャー・スタジアムの歴史は、ブルックリン・ドジャースがロサンゼルスに移転した1958年に遡ります。当時のオーナー、ウォルター・オマリーは、ロサンゼルスに新しいスタジアムを建設することを決意し、1962年4月10日に現在のドジャー・スタジアムがオープンしました。

以来、このスタジアムは数々の歴史的な瞬間を見守ってきました。1963年のワールドシリーズでの優勝、1988年のカーク・ギブソンの伝説的なホームラン、そして近年では2022年のMLBオールスターゲームなど、ドジャースファンにとって忘れられない思い出の舞台となっています。

また、2023年には、日本人プロ野球選手の大谷翔平選手がドジャースに加入し、世界中の注目を集めました。

ドジャー・スタジアムの楽しみ方

ドジャー・スタジアムの座席

ドジャー・スタジアムには、様々な種類の座席があり、予算や観戦スタイルに合わせて選ぶことができます。

主な座席エリア：

• ○　フィールド：1階席。一般席としては一番フィールドに近い
• ○　ロッジ：2階席。球場全体の動きが見渡せる
• ○　リザーブ：3階席。手ごろな価格での観戦に適している
• ○　トップデッキ：4階席。フィールドからは遠いがLAの景観が楽しめる

特に人気があるのは、バックネット裏のダグアウトクラブシートや、外野のパビリオンです。パビリオンは、一つ一つの椅子に分かれていない、昔ながらのベンチシートになっています。

スタジアムグルメ

ドジャー・スタジアムは、野球観戦だけでなく、スタジアムグルメも大きな魅力の一つです。アメリカならではの食事を楽しみながら、試合観戦をするのは格別な体験です。

おすすめのスタジアムグルメ：

• ○　ドジャードッグ： ドジャー・スタジアムの名物と言えば、やはりホットドッグです。100％ビーフのホットドッグや、チリチーズドッグなど、様々な種類のホットドッグが売られています。
• ○　銀だこ： 日本でおなじみの銀だこが、ドジャー・スタジアムにも出店しています。日本の味を楽しめると、日本人観光客に大人気です。
• ○　ヘルメットナチョス： ドジャースのミニヘルメット型の容器に入ったナチョスは、見た目も楽しいスタジアムフードです。チーズやサルサ、ワカモレなどをトッピングして楽しめます。
• ○　ガーリックフライ・ヘルメット：にんにくがたっぷりきいたフライドポテトが、ミニヘルメット型の容器に入っています。ビールにぴったり。
• ○　アイスクリーム： 暑い日には、ヘルメットカップに入ったアイスクリームがおすすめです。
• ○　ビール： アメリカの野球観戦といえば、やはりビールは欠かせません。地元のクラフトビールから有名ブランドまで、様々な種類のビールを楽しむことができます。

●　参考：Food & Beverage - ドジャー・スタジアム （外部サイト）

公式グッズの購入

ドジャー・スタジアムでは、ユニフォーム、キャップ、Tシャツ、靴下など、様々な公式グッズを購入することができます。

新着商品や人気の復刻版、季節限定品を手に取れるまたとない機会です。お土産や記念品として、ドジャースのグッズを手に入れてみてはいかがでしょうか。

ドジャー・スタジアムに持ち込み可能なもの

ドジャー・スタジアムでは、セキュリティ上の理由から、持ち込みに制限があるものもあるので注意が必要です。

スタジアムでは、入場時にセキュリティチェックがあります。スムーズに入場するために、持ち込み禁止品は事前に確認し、避けるようにしましょう。また、貴重品の管理には十分注意し、必要最小限のものだけを持ち込むことをおすすめします。

代表的な例

• ○　食べ物：12インチx12インチx6インチ以下の透明な袋に入った食べ物は持ち込み可能です。ガラス瓶、ガラス容器、魔法瓶、缶に入っている場合は持ち込むことができません。
• ○　飲み物：未開封のペットボトル（1L以下）は持ち込み可能です。
• ○　たばこ：ドジャー・スタジアムでの喫煙は禁止されています。すべてのタバコ、噛みタバコ、電子タバコ（VAPE）、大麻製品は持ち込むことができません。
• ○　カメラ：一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラは持ち込み可能です。ただし、三脚や自撮り棒は禁止されています。レンズの長さは6インチを超えてはいけません。
• ○　バッグ：大きなハンドバッグやリュックサックなどは持ち込むことができません。おむつ用のバッグや、財布やスマートフォンを入れる程度の小さめのクラッチバッグやポーチは許可されていますが、検査の対象となります。
• ○　傘：持ち込み禁止です。

持ち込み禁止一覧

2024年8月現在、ドジャー・スタジアムへの持ち込み禁止品は、以下のようになっています。最新情報は、公式サイトからご確認ください。

●　参考：Policies and Procedures - ドジャー・スタジアム （外部サイト）

ドジャー・スタジアムの治安と安全対策

スタジアム内の治安情報

ドジャー・スタジアムは、MLBの中でも最も人気のある球場の一つであり、安全性にも十分な注意が払われています。

スタジアム内では、警備員や警察官が配置されており、観客の安全を確保するための対策が講じられています。

スタジアム内の安全対策：

• ○　セキュリティゲート：入場時には金属探知機によるチェックが行われます
• ○　監視カメラ：スタジアム内の各所に監視カメラが設置されています
• ○　警備員：スタジアム内を巡回する警備員が配置されています
• ○　緊急時の対応：医療スタッフや救急設備が常備されています

基本的に、スタジアム内は安全ですが、以下の点に注意しましょう。

• ○　貴重品の管理：混雑時には、スリや置き引きに注意が必要です
• ○　アルコール摂取：過度な飲酒は避け、周囲に迷惑をかけないようにしましょう
• ○　ファンのマナー：対立チームのファンとのトラブルを避けるため、挑発的な言動は控えましょう

スタジアム周辺の安全対策

ドジャー・スタジアムは、ロサンゼルスのダウンタウン近くに位置し、試合日は周辺が賑わいますが、夜間は人通りが少なくなる場所もあります。

公式駐車場の利用や夜間のグループ移動、人通りの多い通りの選択など、基本的な安全対策を心がけましょう。また、貴重品の管理や周囲への注意、緊急時の連絡先確認なども重要です。

ロサンゼルスは大都市ですが、一般的な都市部での注意事項を守れば、安全に観戦を楽しむことができます。事前の準備と適切な判断で、素晴らしい野球観戦体験を満喫してください。

ロサンゼルスの天候と服装

季節ごとの天候情報

ロサンゼルスは、年間を通じて比較的温暖な気候で知られています。

春（3月〜5月）：

• ○　気温：平均15℃〜22℃
• ○　特徴：朝晩は涼しく、日中は温暖。時折、霧や小雨がある場合も。

夏（6月〜8月）：

• ○　気温：平均18℃〜28℃
• ○　特徴：晴れの日が多く、暑さが厳しい。夜は比較的涼しくなる。

秋（9月〜11月）：

• ○　気温：平均16℃〜25℃
• ○　特徴：温暖で過ごしやすい。夜は涼しくなるので注意が必要。

冬（12月〜2月）：

• ○　気温：平均10℃〜20℃
• ○　特徴：比較的穏やかだが、雨の日が増える。夜は冷え込むことがある。

観戦時のおすすめ服装

ドジャー・スタジアムでの観戦時に適した服装は、試合の開始時間と季節によって異なってきます。服装選びのポイントは、快適さと機能性です。天気予報をチェックし、適切な服装で観戦を楽しみましょう。

春・秋の観戦：

• ○　日中の試合：軽めの長袖シャツやカーディガン、長ズボン
• ○　夜の試合：フリースやジャケット、長ズボン、靴下

夏の観戦：

• ○　日中の試合：半袖シャツ、短パンまたは軽めの長ズボン、帽子
• ○　夜の試合：長袖シャツまたは薄手のジャケット、長ズボン

冬の観戦：

• ○　日中の試合：セーターやジャケット、長ズボン、靴下
• ○　夜の試合：厚手のジャケットやコート、マフラー、手袋

共通のアイテム：

• ○　帽子やサンバイザー：日差しから目を守るために必要
• ○　サングラス：特に日中の試合では重宝します
• ○　歩きやすい靴：スタジアム内の移動が多いので、快適な靴を選びましょう
• ○　ドジャースのユニフォームやTシャツ：応援する気分を高めます

注意点：

• ○　スタジアム内は冷暖房が効いている場所と外気にさらされる場所があるので、重ね着ができる服装が便利です。
• ○　日焼け止めクリームは必須アイテムです。こまめに塗り直すことをおすすめします。

ドジャー・スタジアムへのアクセス

ドジャー・スタジアムへは、タクシーなどで行くか、試合日に運行している「ドジャー・スタジアム・エクスプレス」という無料シャトルバスがおすすめです。

特に、試合後は、スタジアム周辺からタクシーなどを捕まえることが難しくなります。試合終了前にスタジアムを出るか、無料シャトルバスでユニオンステーションに出てから、電車などを利用しましょう。

●　参考：ドジャー・スタジアム・エクスプレス（外部サイト）

チケットの購入方法

ドジャー・スタジアムで野球観戦を楽しむためには、チケットの購入が必要です。

主なチケット購入方法は以下のとおりです。

• ○　公式ウェブサイト：
  • 　○　ロサンゼルス・ドジャースの公式ウェブサイトからチケットを購入できます。
  • 　○　最も確実な方法です。
  • 　○　席の選択や価格の比較が容易にできます。
• ○　チケット販売アプリ：
  • 　○　StubHub、SeatGeek、Ticketmasterなどのアプリを利用して購入できます。
  • 　○　リセールチケットも見つけやすく、時には定価以下で購入できることもあります。
• ○　スタジアムのチケット売り場：
  • 　○　当日、スタジアムのチケット売り場で購入することもできます。
  • 　○　人気の試合は売り切れの可能性が高いので注意が必要です。
• ○　ホテルのコンシェルジュサービス：
  • 　○　滞在しているホテルのコンシェルジュに相談して、チケットを手配してもらう方法もあります。
  • 　○　手数料がかかる場合がありますが、確実に入手できる可能性が高まります。
• ○　旅行会社でのチケット手配：
  • 　○　手数料がかかる場合がありますが、確実に入手できる可能性が高まります。

チケット購入時の注意点：

• ○　人気の試合は早めに購入しましょう。
• ○　デジタルチケットが主流ですが、スマートフォンのバッテリー切れに注意しましょう。
• ○　グループで観戦する場合は、隣り合った座席を確保できるか確認しましょう。

早めにチケットを購入することで、良い座席を確保し、余裕を持って観戦の計画を立てることができます。また、シーズンチケットやパッケージチケットなどのお得なオプションもあるので、長期滞在の場合は検討してみるのもよいでしょう。

おわりに

ドジャー・スタジアムでの野球観戦は、アメリカ文化を肌で感じることができる絶好の機会です。壮大なスタジアム、熱狂的なファンの応援、美味しいスタジアムグルメ、そして世界最高峰の野球プレー。これらすべてが、忘れられない思い出となるでしょう。

日本人選手の活躍も、ドジャー・スタジアムの魅力をさらに高めています。母国の選手が大舞台で活躍する姿を直接見ることは、日本人観光客にとって特別な経験となるはずです。

ドジャー・スタジアムでの観戦ではインターネットを活用しましょう。地図アプリの利用、チケットの表示など、スタジアムグルメの口コミの確認、SNSでの写真の共有など、様々な場面でオンライン接続が必要になります。

アメリカ旅行でインターネットをご利用の際は、グロモバWiFi、グロモバeSIMをぜひご検討ください。

関連情報

●　ドジャー・スタジアム（外部サイト）

●　ロサンゼルス・ドジャース（外部サイト）