本場イギリスで味わうフィッシュアンドチップス!ロンドンの有名店を紹介
海外旅行の醍醐味の一つといえば、やはり現地のグルメを堪能することではないでしょうか。イギリスと聞いて、どんな料理を思い浮かべますか?紅茶とスコーン、ローストビーフ、そしてもちろん、フィッシュアンドチップスですよね。
フィッシュアンドチップスは、イギリスを代表する国民食として知られています。外はカリッと、中はジューシーな白身魚のフライと、ゴールデンに揚がったポテトの組み合わせは、まさに絶品。
この記事では、フィッシュアンドチップスの魅力を徹底的に解説します。その歴史から、ロンドンの人気店、伝統的な食べ方、そして相性抜群のビールまで、フィッシュアンドチップスにまつわるあらゆる情報をお届けします。
フィッシュアンドチップスとは?
フィッシュアンドチップスの基本
フィッシュアンドチップスは、白身魚のフライとポテトを組み合わせた、イギリスの伝統料理です。
魚はタラやハドックなどを使用し、ビールや水などを混ぜた衣で揚げます。この衣が、カリッとした食感と独特の風味を生み出します。チップスは太めにカットしたジャガイモを揚げたもので、外はカリッと、中はホクホクとした食感が特徴です。地域やお店によって、チップスの形状や厚さは異なります。
付け合わせには、マッシュド・ピース(つぶしたグリーンピース)、タルタルソース、モルトビネガー(麦芽酢)などがあります。これらが、フィッシュアンドチップスの味わいをさらに引き立てます。魚とポテト、そして付け合わせのハーモニーが、この料理の独特の美味しさを生み出しているのです。
フィッシュアンドチップスの歴史・発祥
フィッシュアンドチップスの起源は1860年代のイギリスに遡ります。「フィッシュ」と「チップス」は別々に発展し、後に組み合わさりました。揚げ魚はユダヤ系移民により、フライドポテトはフランスやベルギーから伝わったとされています。
産業革命期、都市労働者にとって安くて栄養価の高いフィッシュアンドチップスは理想的な食事でした。発祥店については、ロンドンのジョセフ・マリンの店と、ランカシャー州のジョン・リースの店が主張していますが、真相は不明です。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、その人気は爆発的に広がりました。両世界大戦中も重要な食料として扱われ、国民の食生活を支えました。
このように、フィッシュアンドチップスはイギリスの歴史と共に歩み、イギリス人のアイデンティティの一部となっています。
ロンドンの有名なフィッシュアンドチップス店
ロンドンには数多くのフィッシュアンドチップス店がありますが、ここでは特に人気の高い5店舗をご紹介します。
The Golden Hind
ロンドンの中心部、マリルボーンに位置するThe Golden Hindは、1914年の創業以来、本場のフィッシュアンドチップスを提供し続けている老舗店です。100年以上の歴史が育んだ伝統のレシピで作られる料理は、地元の人々はもちろん、世界中からの観光客をも魅了しています。
店名は、エリザベス1世時代の探検家フランシス・ドレイクの船にちなんでおり、その歴史的な由来も魅力の一つです。新鮮な白身魚を使用したカリカリの衣、ボリューム満点のポーションサイズ、そして温かみのあるアットホームな雰囲気が特徴です。
日本語メニューや日本語対応可能なスタッフもいるため、日本人観光客も安心して利用できます。
日本人旅行者の声:
「イギリスで初めて食べたフィッシュアンドチップスでしたが、最高でした!100年の歴史を感じる味でした」
○ 店名:The Golden Hind
○ 住所:71a, 73 Marylebone Ln, London W1U 2PN イギリス
Poppies Fish & Chips
1952年創業のPoppies Fish & Chipsは、ロンドン東部のオシャレなエリア、スピタルフィールズに位置するフィッシュアンドチップス専門店です。レトロな雰囲気の店内で、伝統の味を現代風にアレンジしたフィッシュアンドチップスが楽しめます。
新鮮な魚をカリッと揚げた絶品の一品は、地元客だけでなく観光客からも大人気。自家製タルタルソースとの相性も抜群です。フィッシュアンドチップスの他にも、様々なシーフードメニューが用意されています。
イギリス在住の日本人の声:
「店内の雰囲気がとてもユニーク!まるで時間旅行をしているみたい。フィッシュアンドチップスは言うまでもなく絶品でした。特に、タルタルソースが美味しかったです。」
○ 店名:Poppies Fish & Chips
○ 住所:55-59 Old Compton St, London W1D 6HW イギリス
○ URL:http://poppiesfishandchips.co.uk/
Mayfair Chippy
メイフェア地区というロンドンの高級住宅街に佇むMayfair Chippyは、伝統的なフィッシュアンドチップスに新たな解釈を加えた、独創的なフィッシュアンドチップス専門店です。
特選の白身魚に、こだわりの小麦粉とビールをベースにしたバッターを付けて揚げるフィッシュアンドチップスは、外はカリッと、中はふっくらと仕上げられています。また、スコットランド産の高級サーモンや、季節の白身魚を使ったメニューも豊富に取り揃えています。
モダンなインテリアと温かみのある照明が調和した店内は、特別な日のディナーにふさわしい洗練された雰囲気です。
アメリカからの観光客の声:
「普通のフィッシュアンドチップスとは一線を画す味でした。トリュフオイルをかけたチップスが特に印象的。高級感のある雰囲気で、特別な日のディナーにぴったりです。」
○ 店名:The Mayfair Chippy
○ 住所:14 N Audley St, London W1K 6WE イギリス
○ URL:http://www.mayfairchippy.com/
The Fish House
ノッティングヒルの住宅街にひっそりと佇むThe Fish Houseは、地元の人々に愛される隠れ家的なフィッシュアンドチップス専門店です。
毎朝、近くのポートベロー・マーケットで仕入れた新鮮なシーフードを使った、出来たてのフィッシュアンドチップスが味わえます。カリッと香ばしい衣とフワフワの身は絶品。アットホームな雰囲気の中で、ランチやディナーをゆっくりと楽しめます。
カナダからの旅行者の声:
「地元の人に教えてもらって訪れましたが、大正解でした!魚の鮮度が抜群で、衣もサクサク。ポートベロー・マーケットの散策後のランチにぴったりでした。」
○ 店名:The Fish House
○ 住所:The Fish House - Deep Blue, 29 Pembridge Rd, London W11 3HG イギリス
○ URL:https://www.deepbluerestaurants.com/locations/notting-hill
North Sea Fish Restaurant
キングス・クロス駅近くのNorth Sea Fish Restaurantは、1977年創業以来、地元の人々や観光客から愛され続けているフィッシュレストランです。
北海産の新鮮な白身魚を、伝統的なレシピで丁寧に揚げたフィッシュアンドチップスは、外はカリッと、中はふっくら。ボリューム満点のポーションサイズで、コスパの良さも魅力です。
店内でゆっくりと食事を楽しむのも、テイクアウトして街歩きのお供にするのもおすすめです。
日本からの家族連れ旅行者の声:
「駅近くで便利な立地なのに、味は本格的!ポーションが大きくて、コスパも◎。イギリス旅行の締めくくりに最高の思い出になりました。」
○ 店名:North Sea Fish Restaurant
○ 住所:7-8 Leigh St, London WC1H 9EW イギリス
○ URL:http://www.northseafishrestaurant.co.uk/
フィッシュアンドチップスの食べ方
フィッシュアンドチップスをもっと美味しく食べるには、伝統的な食べ方をマスターするのがおすすめです。イギリス人ならではの食べ方をいくつかご紹介します。
伝統的な食べ方
- モルトビネガーをかける:フィッシュアンドチップスには、まずモルトビネガーをたっぷりかけます。魚とチップスの油っぽさを消し、風味を引き立てます。
- 塩を振る:ビネガーをかけたら、塩を振って味を調えます。店によってはあらかじめ塩味がついている場合もあるので、少しずつ加えて調整しましょう。
- 手で食べる:昔ながらの食べ方は、手で食べることです。カジュアルな店では、手で食べるのが一般的です。
アレンジ
- タルタルソースやケチャップ:タルタルソースやケチャップで味変も楽しめます。特にタルタルソースは、魚の風味を引き立ててくれます。
- レモン:レモンを絞ってさっぱりといただくのもおすすめです。
- マッシュド・ピース:マッシュド・ピースと一緒に食べると、より本格的な味わいに。
- ビール:フィッシュアンドチップスには、やはりビールが合います。イギリスのエールとの相性は抜群です。
その他
- 新聞紙:昔は新聞紙に包んで提供されていました。テイクアウトの際に、この伝統を体験できる店もあります。
- 自分好みの食べ方を: いろいろ試して、あなただけの食べ方を見つけてください。
フィッシュアンドチップスと相性抜群のビール
フィッシュアンドチップスをさらに美味しく楽しむなら、ビールとのペアリングがおすすめです。イギリスでは、様々な種類のビールが楽しめますが、特に相性の良いビールを4種類ご紹介します。
- ペールエール:淡い黄金色で、ホップの爽やかな苦みが特徴。フィッシュアンドチップスの油っぽさを中和し、魚の旨味を引き立てます。
- IPA:ホップの苦みが強く、フルーティーな香りも。フィッシュアンドチップスの濃厚な味わいとバランス良く楽しめます。
- ブラウンエール:麦芽の風味が強く、やや甘みのあるビール。フィッシュアンドチップスの塩味と絶妙なバランスです。
- スタウト:濃い黒色で、ローストした麦芽の香ばしさがある。意外にもフィッシュアンドチップスの衣の香ばしさと調和します。
アルコールが苦手な方には、イギリスの伝統的なソフトドリンク「ダンデライオン&バードック」や「ジンジャービール」もおすすめです。
フィッシュアンドチップスに関連する英語表現
イギリス旅行で本場のフィッシュアンドチップスを味わいたい方は、以下の英語表現を覚えておくと便利です。
基本的な注文
- I'd like fish and chips, please.(フィッシュアンドチップスをお願いします。)
- Can I have extra vinegar/salt, please?(酢/塩を多めにお願いできますか?)
- Do you have mushy peas?(マッシュドピーはありますか?)
- Can I have tartar sauce on the side?(タルタルソースを別添えでもらえますか?)
- Is there a takeaway option?(テイクアウトできますか?)
数量や種類を指定する
- Can I have a large/small portion?(大盛り/小盛りでお願いします。)
- What kind of fish do you have?(どんな種類の魚がありますか?)
- Can I have a side of chips, please?(チップスだけ追加でお願いします。)
フィッシュアンドチップスの簡単レシピ
フィッシュアンドチップスは、実は家庭でも比較的簡単に作ることができます。本場の味には及ばないかもしれませんが、イギリス旅行の前に予習として、または旅の思い出として帰国後に作ってみるのも良いでしょう。
ここでは、基本的なレシピをご紹介します。
材料(2人分):
- 白身魚(タラやタラ科の魚):2切れ
- ジャガイモ:大2個
- 小麦粉:1カップ
- ビール:1カップ
- 卵:1個
- 塩:適量
- こしょう:適量
- 揚げ油:適量
作り方:
- ジャガイモを縦長に切り、水にさらしてから水気を切ります。
- 小麦粉、ビール、卵を混ぜてバッター液を作ります。
- 魚に塩こしょうをし、小麦粉をまぶしてからバッター液にくぐらせます。
- 180度の油で、まずジャガイモを5分ほど揚げます。
- 次に魚を3-4分ほど揚げます。
- 最後にジャガイモをもう一度30秒ほど揚げて完成です。
ポイントは、ビールを使ったバッター液です。これにより、カリッとした食感が生まれます。また、ジャガイモを2段階で揚げることで、外はカリカリ、中はホクホクに仕上がります。
付け合わせには、市販のタルタルソースやモルトビネガーを用意しましょう。グリーンピースをつぶしてマッシュド・ピースを作れば、より本格的な雰囲気を味わえます。
このレシピを参考に、ご家庭でもフィッシュアンドチップス作りに挑戦してみてください。本場の味を知った後に作れば、さらに楽しめるはずです。
おわりに
フィッシュアンドチップスは、イギリスの食文化を代表する料理であり、その歴史と伝統は深く国民の心に根付いています。本場イギリスでこの料理を味わうことは、単に美味しい食事を楽しむだけでなく、イギリスの文化や歴史を体験することにもつながります。
イギリス旅行では、ぜひ様々なフィッシュアンドチップス店を訪れてみてください。この記事で紹介した有名店はもちろん、地元の人々に愛される小さな店舗も探してみるのも良いでしょう。それぞれの店が持つ独自の味や雰囲気を楽しむことで、イギリスの多様性を感じることができるはずです。
フィッシュアンドチップス店を探す際や、その場で口コミを確認する際にもインターネット接続は欠かせません。また、インターネットに接続していれば、お店やフィッシュアンドチップスの写真をSNSにあげて、思い出をシェアすることも可能です。
1.返却は帰国日翌日までの消印有効となり翌日の消印を過ぎますと延滞料金がかかります。
2.韓国、タイなど一部商品は割引適用外となります。
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