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マニラ観光ガイド:モデルコース・おすすめスポット・治安・夜の街を解説

マニラ観光ガイド:モデルコース・おすすめスポット・治安・夜の街を解説

2024年9月18日
2024年9月18日
マニラ

フィリピンの首都マニラは、歴史と現代が融合する魅力的な都市です。スペイン統治時代の面影を残す古い街並みと、現代的な高層ビルが立ち並ぶ景観が共存する、多様性に富んだ観光地として人気があります。

この記事では、マニラの魅力的な観光スポットやおすすめのモデルコース、さらには治安情報まで、フィリピン旅行を計画している方に役立つ情報をお届けします。

マニラのおすすめ観光スポット

イントラムロス

イントラムロス

マニラ観光の中心といえば、やはりイントラムロスです。スペイン統治時代に築かれた城壁都市で、「城壁の中」という意味を持つこの地区は、フィリピンの歴史を肌で感じることができる場所です。石畳の道路や古い建物が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。

イントラムロス内には、多くの歴史的建造物が残されていますが、中でも特に人気があるのが、サン・アグスティン教会とマニラ大聖堂です。

サン・アグスティン教会

サン・アグスティン教会
画像引用元:サン・アグスティン教会 公式Facebook

サン・アグスティン教会は、フィリピン最古の石造りの教会として知られており、ユネスコ世界遺産にも登録されています。1587年に建設が始まったこの教会は、バロック様式の美しい建築で、内部の装飾も見事です。天井のトロンプ・ルイユ(だまし絵)や、精巧な木彫りの聖壇は必見です。

また、教会に隣接するサン・アグスティン博物館では、スペイン統治時代の遺物や宗教美術を見ることができます。

マニラ大聖堂

マニラ大聖堂

マニラ大聖堂は、フィリピンのカトリック教会の中心的存在です。1571年に最初の教会が建てられて以来、地震や戦争による被害を乗り越えて何度も再建され、現在の姿になりました。

荘厳な内装と美しいステンドグラスが特徴で、多くの観光客が訪れます。また、アジア最大級のパイプオルガンを有していることでも知られています。大聖堂の前には広場があり、地元の人々の憩いの場にもなっています。

サンチャゴ要塞

サンチャゴ要塞
画像引用元:サンチャゴ要塞 公式Facebook

マニラ観光で外せないのが、イントラムロスの北西部に位置するサンチャゴ要塞です。1571年にスペイン人が建設したこの防衛施設は、現在、フィリピンの歴史を学べる博物館として一般公開されています。

要塞内では、スペイン統治時代から第二次世界大戦までの展示を見学できます。政治犯が収監されていた牢獄跡や、国民的英雄ホセ・リサールの記念館もあり、フィリピンの独立運動の歴史に触れることができます。

また、第二次世界大戦中、この要塞は日本軍に占領され、多くのフィリピン人が犠牲となりました。この悲劇を伝える展示は、戦争の悲惨さと平和の尊さを考えさせてくれます。

歴史探訪の後は、要塞の屋上からマニラ湾やパシグ川の絶景を楽しみましょう。特に夕暮れ時の景色は格別です。サンチャゴ要塞は、マニラの歴史と美しい景観を同時に楽しめる、まさに一石二鸟のスポットです。

リサール公園

リサール公園

リサール公園は、マニラの中心部に位置する広大な公園です。フィリピンの国民的英雄ホセ・リサールが処刑された場所であり、その死を悼み、彼を記念して造られました。公園の中心には、リサールの記念碑があり、多くのフィリピン人が訪れる場所となっています。

公園内には、日本式庭園、中国式庭園、蘭の園など、様々なテーマの庭園があり、散策を楽しむことができます。また、国立博物館や国立図書館なども隣接しており、フィリピンの文化や歴史を学ぶのに最適な場所です。

朝早くリサール公園を訪れると、太極拳や朝のジョギングを楽しむ地元の人々の姿を見ることができます。週末には、家族連れでピクニックを楽しむ人々も多く、マニラの人々の日常生活を垣間見ることができる場所でもあります。

マニラ湾

マニラ湾

マニラ湾は、マニラの西側に広がる美しい湾で、特に夕暮れ時の景色で有名です。マニラ湾の遊歩道(通称:ベイウォーク)は、夕日鑑賞スポットとして人気があります。オレンジ色に染まる空と海の風景は、多くの観光客や地元の人々を魅了します。

ベイウォークには、レストランやカフェが立ち並び、夕食を楽しみながら美しい夕景を眺めることができます。また、遊歩道沿いには、フィリピンの歴史上の人物や出来事を記念したモニュメントもあり、散策しながらフィリピンの歴史を学ぶこともできます。

SMモール・オブ・アジア

SMモール・オブ・アジア

SMモール・オブ・アジアは、アジア最大級のショッピングモールとして知られています。マニラ湾に面した広大な敷地には、数百もの店舗が入っており、ショッピングだけでなく、エンターテイメントや食事など、一日中楽しむことができます。

モール内には、高級ブランドショップから地元のブランド、そして手頃な価格のショップまで、様々な選択肢があります。また、映画館やアイススケートリンク、科学センターなどのアトラクションも充実しています。

フードコートやレストランも豊富で、フィリピン料理はもちろん、世界各国の料理を楽しむことができます。特に、マニラ湾に面したエリアにあるレストランは、夕日を見ながら食事を楽しめるため、人気があります。

ボニファシオ・グローバル・シティ

ボニファシオ・グローバル・シティ

ボニファシオ・グローバル・シティ(通称:BGC)は、マニラの新興ビジネス街として急速に発展している地区です。高層ビルが立ち並ぶモダンな街並みは、マニラの経済成長を象徴しています。

BGCには、オフィスビルだけでなく、おしゃれなカフェやレストラン、ブティックホテルも多く、若者や外国人駐在員に人気です。週末は特に賑わいを見せます。

この地区の特徴の一つは、街中に点在するパブリックアートです。壁画や彫刻が街を彩り、散策しながらアート鑑賞を楽しめます。また、高級ショッピングモールや多彩なレストラン、スタイリッシュなバーやクラブもあり、マニラの現代的な魅力を存分に味わうことができます。

マニラの夜を安全に楽しめるおすすめスポット

マニラの夜は、歴史、文化、美食が融合し、独特の魅力にあふれています。安全に配慮しつつ、楽しめるスポットをいくつかご紹介します。

  • マカティ地区:ビジネス街として知られるマカティは、夜になるとレストランやバーで賑わいます。グリーンベルトやアヤラセンター周辺は特におすすめです。
  • イントラムロスのナイトツアー:ライトアップされた歴史的建造物を巡るツアーで、マニラの歴史や幽霊話を聞くことができます。
  • マニラ湾のディナークルーズ:ライトアップされた街並みを眺めながら、ロマンチックなディナーを楽しめます。
  • オカダマニラ:カジノやナイトクラブ、レストランがある大型リゾートホテルです。
  • BGCのナイトマーケット:週末に開催される市場で、地元の食べ物や手作り品を楽しめます。

夜のマニラを楽しむ際は、常に周囲に注意を払い、信頼できる交通手段を利用しましょう。貴重品の管理にも気をつけてください。

マニラ観光のモデルコース

ビノンド地区

マニラには多くの見どころがありますが、限られた時間で効率よく観光するためには、計画を立てることが大切です。ここでは、滞在期間別のモデルコースをご紹介します。

これらのモデルコースは、あくまで参考例です。ご自身の興味や体力に合わせて、柔軟にアレンジしてください。たとえば、美術館や博物館をより多く巡りたい方は、国立美術館やアヤラ美術館なども候補に入れるとよいでしょう。また、フィリピン料理を楽しみたい方は、各日の夕食で様々なローカル料理を試すのもおすすめです。

2泊3日のモデルコース

1日目:

  • 午前:イントラムロス散策(サン・アグスティン教会、マニラ大聖堂)
  • 午後:サンチャゴ要塞見学
  • 夕方:マニラ湾でサンセット鑑賞

2日目:

  • 午前:リサール公園散策
  • 午後:国立博物館見学
  • 夕方:SMモール・オブ・アジアでショッピングと夕食

3日目:

  • 午前:中華街(ビノンド地区)散策
  • 午後:お土産購入、出発

このコースは、マニラの歴史と文化を中心に回るプランです。1日目はイントラムロスでスペイン統治時代の歴史を学び、2日目は近代フィリピンの歴史と文化に触れます。3日目の中華街散策では、フィリピンの多様な文化の一面を体験できます。

3泊4日のモデルコース

3拍4日の場合は、2泊3日のモデルコースに加えて、中間日に次のコースを追加するのがおすすめです。

追加コース:

  • 午前:タガイタイへの日帰り旅行(タール火山)
  • 夕方:ボニファシオ・グローバル・シティでディナー

このコースは、マニラの歴史や文化だけでなく、近郊の自然や現代的な側面も楽しむことができるプランです。マニラ近郊のタガイタイへ足を延ばし、フィリピンの自然の美しさも体験できます。

マニラの治安

マニラ

マニラを訪れる多くの観光客が気にするのが治安の問題です。大都市特有の課題はありますが、基本的な注意を払えば、マニラは十分に安全に観光を楽しむことができる都市です。

ここでは、マニラの治安について、時間帯別に詳しく見ていきましょう。

昼間の治安

昼間のマニラは、多くの観光地で比較的安全に過ごすことができます。特に、イントラムロスやリサール公園、SMモール・オブ・アジアなどの人気観光スポットは、観光客も多く、セキュリティスタッフも配置されているため、安心して観光を楽しむことができます。

ただし、人ごみの多い場所ではスリやひったくりに注意が必要です。特に、バッグは体の前で持つ、貴重品は分散して持ち歩くなどの基本的な対策を心がけましょう。また、見知らぬ人から声をかけられても、安易についていかないことが大切です。

公共交通機関を利用する際も、周囲に注意を払いましょう。特にジープニーやトライシクルなどの乗り合い交通では、荷物から目を離さないようにしてください。

マニラの夜は危険?

夜のマニラに関しては、場所によって治安の状況が大きく異なります。

マカティやボニファシオ・グローバル・シティなどのビジネス街は、夜でも比較的安全に過ごすことができます。これらの地域には、セキュリティスタッフが配置されており、多くのレストランやバーが深夜まで営業しています。

一方、観光客にはおすすめできない地域もあります。特に、トンド地区やケソン市の一部地域などは、夜間の単独行動は避けたほうが無難です。

夜間に外出する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 明るく人通りの多い通りを歩く(※女性の一人歩きはできるだけ避ける)
  • 可能な限り、信頼できる正規のタクシーやライドシェアサービスを利用する
  • 高価な装飾品や多額の現金を持ち歩かない
  • 飲酒する場合は、適度な量にとどめ、常に周囲に注意を払う

夜のマニラを楽しむ際は、ホテルのコンシェルジュや現地ガイドなど、信頼できる情報源からアドバイスを得ましょう。彼らは最新の治安情報を持っており、安全に楽しめるスポットを紹介してくれるはずです。

おわりに

マニラは、歴史的な魅力と現代的な活気が共存する多面的な都市です。イントラムロスでスペイン統治時代を感じ、SMモール・オブ・アジアでフィリピンの経済発展を体感し、マニラ湾の夕日を眺めながらフィリピン料理を味わう・・・これらの経験は忘れられない思い出となるでしょう。

この記事で紹介したスポットは、マニラ観光のほんの一部です。地元の市場や下町散策など、隠れた魅力を探すのも楽しいでしょう。また、マニラを拠点に、ボラカイ島やバナウェなど、フィリピンの他の魅力的な観光地にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

フィリピンでは、多くのホテルやカフェ、ショッピングモールで無料WiFiが提供されていますが、セキュリティの問題や接続の不安定さから、あまり頼りにはできません。フィリピン旅行の際には、事前にインターネット環境を整えておきましょう。

レンタルWiFiやeSIMがあれば、観光情報のリアルタイム検索や、SNSでの思い出の共有が簡単に。さらに、突然の計画の変更も、安定したネット環境があれば容易です。

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