マレーシアのペナン島観光!世界遺産ジョージタウンからビーチ、グルメまで徹底解説
ペナン島はつまらない?そんなことはありません。マレーシアの観光地として知られるペナン島は、世界遺産に登録された歴史ある街並み、美しいビーチリゾート、そして「美食の島」として、世界中の観光客を魅了し続けています。
この記事では、ペナン島の魅力や観光スポット、グルメ情報までを詳しくご紹介します。
ペナン島とは
ペナン島の基本情報と魅力
マレーシア半島の西海岸に位置するペナン島は、マレーシアを代表する観光地の一つです。マレー語で「ピナン」と呼ばれるこの島は、かつてイギリス東インド会社の貿易拠点として栄え、マレー、中国、インド、ヨーロッパなど、様々な文化が融合した独特の魅力を持っています。
島の中心部には世界遺産に登録されたジョージタウンがあり、コロニアル建築と伝統的な街並みが見事に調和しています。また、島の北部には美しいビーチリゾートが広がり、南部には緑豊かな自然が残されています。
さらに、多様な食文化を体験できる「美食の島」としても世界的に知られています。
クアラルンプールからペナン島への行き方
ペナン島へは、クアラルンプールからのアクセスが可能です。
最も一般的なのは、国内線での移動です。陸路での移動も人気があります。また、フェリーを使えば、ペナン島ならではの観光体験として楽しめます。
- 飛行機での移動:
- クアラルンプール国際空港からペナン国際空港まで約1時間のフライト
- マレーシア航空やエアアジアなどが運航
- バスでの移動:
- クアラルンプールのTBSバスターミナルから長距離バスで約4~5時間
- 電車とフェリーの組み合わせ:
- KTMのインターシティ列車でバターワースまで行き、そこからフェリーでペナン島に渡る
- フェリー:
- バターワースからジョージタウンまで約15分
ジョージタウン観光
ジョージタウンとは
2008年にユネスコ世界遺産に登録されたジョージタウンは、ペナン島の文化と歴史の中心地です。18世紀後半から東西貿易の重要な中継地として発展し、様々な文化が交わる独特の街並みを形成してきました。
世界遺産への登録理由としては、次の点が高く評価されています。
- 歴史的・文化的価値:18世紀後半から東西貿易の重要な中継地として栄え、多様な文化が融合した独特の歴史と文化を持つ都市であること
- 建築的価値:イギリス植民地時代のコロニアル建築と、中国南部由来のショップハウス群が混在する特徴的な街並みを保持していること
- 文化交流の証:マレー、中国、インド、ヨーロッパなど、様々な文化の交流と融合を示す「東洋と西洋の出会い」を体現する都市であること
- 都市計画と景観:歴史的に重要な段階を物語る建築物の集合体や特徴的な景観が残されていること
- 文化的伝統の継承:多様な文化的伝統や文明の存在を今に伝える希少な場所であること
イギリス植民地時代のコロニアル建築と、中国南部由来のショップハウス群が混在する街並みは、まさに「東洋と西洋の出会い」を体現しています。また、今日まで受け継がれる多様な文化的伝統は、この地域の歴史的重要性を物語っています。
ウォールアート
ジョージタウンの街歩きで特に人気があるのが、街中に点在するウォールアートです。2012年から始まったアートプロジェクトにより、歴史的な建物の壁面に描かれた様々なアート作品が、街に新たな魅力を加えています。
たとえば、「自転車に乗る子供たち」や「ブランコに座る少女」など、実物の自転車やブランコを巧みに取り入れた立体的なアート作品は、写真撮影スポットとして特に人気があります。
これらのウォールアートは、単なる観光スポットとしてだけでなく、ジョージタウンの歴史や日常生活を表現する文化的要素としても注目されています。
カピタン・クリン・モスク
1801年に建設がはじまったカピタン・クリン・モスクは、ジョージタウンを代表するイスラム建築の一つです。建設された当初は、インド・ムガル様式の要素が強かったとされています。その後、ムーア様式の要素を取り入れ、現在の美しい外観となりました。
モスク内部は精緻な装飾が施され、イスラム建築の美しさを堪能できます。また、立派なミナレットや沐浴エリアもあり、これらも見どころの一つです。
イスラム教徒以外の観光客も見学することができます。見学の際は、適切な服装(肌の露出を控えめにする)が求められますが、モスク入口では無料でスカーフやローブを借りることができます。
ペナン・プラナカン・マンション
プラナカンとは、マレーシアに根付いた主に中華系移民の末裔を指し、彼らは独自の文化を形成してきました。
プラナカン文化を紹介する博物館として利用されているペナン・プラナカン・マンションは、19世紀末に建てられた豪華な邸宅です。
館内では、プラナカンの生活様式や文化を示す調度品、装飾品、衣装などが展示されています。緑色の外観が特徴的な建物自体も、プラナカン建築の優れた例として評価されています。
チョン・ファッ・ツィー・マンション(ブルーマンション)
鮮やかな青色の外壁で知られる「ブルーマンション」は、19世紀末に中国人実業家チョン・ファッ・ツィーによって建てられた邸宅です。
中国の伝統的な建築様式とヨーロピアンスタイルを融合させた独特の建築美は、ジョージタウンの建築遺産の中でも特に注目を集めています。
現在は高級ブティックホテルとして運営されていますが、一般観光客向けのガイドツアーも実施されています。館内では、当時の豪華な調度品や建築様式を間近で見学することができ、19世紀末のペナンの繁栄を今に伝える貴重な建造物となっています。
ジョージタウンの治安と旅行時の注意点
ジョージタウンは、マレーシアの他の観光地と同様に比較的治安の良い地域として知られています。しかし、観光客の多い地域であるため、一般的な旅行時の注意は必要です。特に夜間の一人歩きは避け、貴重品の管理には十分注意を払いましょう。
ビーチ
バトゥ・フェリンギ
ペナン島で最も人気のあるバトゥ・フェリンギは、ジョージタウンから車で約40分の場所に位置しています。
約2キロメートルにわたる白砂のビーチには、高級リゾートホテルやレストラン、ショッピング施設が立ち並び、年間を通じて多くの観光客で賑わっています。
ビーチではパラセーリングやジェットスキーなどのマリンアクティビティを楽しむことができます。また、バトゥ・フェリンギでは、ナイトマーケットも開催されています。夕方になると露店が開き始め、お土産物や地元の料理を楽しむことができます。
タンジュンブンガ
バトゥ・フェリンギの東に位置するタンジュンブンガは、より静かで落ち着いた雰囲気のビーチリゾートです。高級コンドミニアムや小規模なリゾートホテルが点在し、ゆっくりとした時間を過ごしたい観光客に人気があります。
周辺には地元向けのレストランも多く、より本格的なローカルフードを楽しむことができます。
さらに、タンジュンブンガは、美しいビーチだけでなく、緑豊かな丘陵地帯も広がっています。自然を満喫したい方には、トレッキングやサイクリングなどのアクティビティもおすすめです。
その他の観光スポット
極楽寺
マレーシア最大の仏教寺院である極楽寺は、ペナン島を代表する観光スポットの一つです。巨大な塔は、中国と東南アジアの建築様式を融合させた独特のデザインで、見る者を圧倒します。
境内には約30メートルの観音菩薩像や、さまざまな仏像、龍や鳳凰などの彫刻が配置されており、仏教芸術の素晴らしさを堪能することができます。また、高台に位置する寺院からは、ペナン島の街並みや海を一望することができ、写真スポットとしても人気があります。
ペナン・ヒル
標高800メートルを越えるペナン・ヒルは、ジョージタウンから程近い場所に位置する人気の観光スポットです。ケーブルカーで山頂まで上がることができ、その道中では熱帯雨林の景色を楽しむことができます。
山頂からは、ペナン島全体とマラッカ海峡を一望することができ、特に夜景は絶景として知られています。また、山頂には植物園やレストラン、ホテルなどの施設があり、涼しい気候を活かした避暑地としても人気があります。
ペナン国立公園
ペナン国立公園は、世界で最も小さな国立公園の一つとして知られています。
島の北西部に位置するペナン国立公園は、熱帯雨林を有する自然保護区です。ペナン国立公園内にあるタートルビーチはウミガメの保護区として指定されていて、ウミガメの産卵と孵化を保護しています。
ジャングルトレッキングやビーチ散策、野生動物観察など、自然を満喫できるアクティビティが充実しています。
特に人気があるのが、モンキービーチへのトレッキングコースです。山道を歩いた先には、美しい入り江のビーチが広がっています。また、キャノピーウォークは、熱帯雨林の生態系を間近で体験できる人気のアトラクションで、地上約15メートルの高さに設置された吊り橋を歩きます。
グルメ
多様な料理
ペナン島は「美食の島」として世界的に知られ、マレー料理、中華料理、インド料理など、様々な料理を一度に楽しむことができます。これは、多文化が共生してきたペナン島の歴史を反映したものです。
マレー料理では、ナシゴレンやサテなどの定番料理はもちろん、ペナン特有のニョニャ料理も人気があります。中華料理では、広東料理を基本としながらも、現地の食材や調味料を取り入れた独自の発展を遂げています。また、インド料理では本格的なカレーやタンドリー料理を楽しむことができます。
ホーカーセンター
ペナン島の食文化を体験するなら、ホーカーセンターは外せません。ホーカーセンターとは、様々な屋台が集まった屋外フードコートのような場所で、地元の人々も頻繁に利用する庶民的な食事スポットです。
人気のあるホーカーセンターとしては、ガーニードライブ・ホーカーセンターやニュー・レーン・ホーカーセンターなどがあります。どちらも夕方から深夜まで営業しており、活気ある雰囲気の中で本場のペナン料理を楽しむことができます。値段も手頃で、複数の料理を試すことができるのも魅力です。
ホワイトカレーヌードル
ペナン島を代表する麺料理の一つが、ホワイトカレーヌードルです。ココナッツミルクのまろやかさとスパイスの風味が調和したカレースープに、太麺や魚介、もやしなどが入った一品で、地元では「カリー・ミー」と呼ばれています。
特に人気があるのはエアーイタム地区で、ホワイトカレーヌードル店が多く、朝早くから行列ができることもあり、多くの観光客が訪れています。
スパイシーながらもココナッツミルクのまろやかさが調和した味わいは、一度食べたら忘れられない美味しさです。
おわりに
ペナン島は、世界遺産の街並み、美しいビーチ、豊かな自然、そして多彩な食文化など、さまざまな魅力にあふれた観光地です。歴史的建造物を巡りながら、異なる文化の融合を体感したり、ビーチでのんびりと過ごしたり、本場のグルメを堪能したりと、旅の目的に合わせて多様な楽しみ方ができます。
マレーシアのほかの観光地と組み合わせて旅行をするのもおすすめです。たとえば、クアラルンプールと組み合わせると、クアラルンプールの都市観光とペナン島でのリゾート滞在の両方を楽しめます。
マレーシア旅行を快適に楽しむためには、インターネット環境が欠かせません。特にペナン島では、ウォールアートの場所検索やレストランの評価確認、交通アプリの利用など、スマートフォンを活用する場面が多くあります。
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