【パリオリンピック会場】トロカデロ広場|シャイヨー宮・庭園・エッフェル塔絶景スポット
パリと言えば、真っ先に思い浮かぶのがエッフェル塔。その絶景を楽しめる場所として有名なのが、トロカデロ広場です。
2024年のパリオリンピックでも注目を集めるこの広場は、パリ観光の必見スポットの一つです。
本記事では、トロカデロ広場の魅力を徹底的に解説します。エッフェル塔の絶景スポット、シャイヨー宮の歴史、トロカデロ庭園の見どころ、そして2024年のパリオリンピックでの活用方法まで、幅広くご紹介します。
概要
トロカデロ広場とは?
トロカデロ広場(Place du Trocadéro)は、パリ16区にある広大な公共空間です。セーヌ川の右岸に位置し、エッフェル塔の対岸に広がっています。
その名は、1823年にフランスの遠征軍がスペインのカディスにあるルイ要塞の攻略に成功し、王党派の勝利を確実にした、トロカデロの戦いに由来します。
また、この広場の歴史は19世紀にさかのぼります。1878年のパリ万国博覧会のために建設されたトロカデロ宮殿が、この場所の起源となっています。その後、1937年の万国博覧会に合わせて現在のシャイヨー宮に建て替えられました。
広場の中心には、大きな円形の噴水があり、その周りには緑豊かな庭園が広がっています。シャイヨー宮の威厳ある建物が背景となり、エッフェル塔への素晴らしい眺めを提供しています。
トロカデロ広場は、単なる観光スポットではありません。パリジャンにとっても、散歩やピクニック、イベント参加など、日常生活の一部として親しまれている場所です。
エッフェル塔の絶景スポット
トロカデロ広場が世界中の観光客に愛される最大の理由は、エッフェル塔の絶景ビューポイントだということでしょう。
広場からエッフェル塔を眺めると、その全体像を完璧に捉えることができます。
特に、シャイヨー宮の階段に立つと、エッフェル塔を背景に自分自身を入れた記念写真を撮ることができます。これは、パリ観光の定番ショットとして非常に人気があります。
シャイヨー宮
建築様式と歴史
シャイヨー宮(Palais de Chaillot)は、トロカデロ広場の景観を特徴づける重要な建造物として知られています。
シャイヨー宮の歴史は、1937年のパリ万国博覧会にさかのぼります。それ以前は、この場所にトロカデロ宮殿が建っていましたが、1937年の博覧会に向けて取り壊され、現在のシャイヨー宮が建設されました。
建築様式は、新古典主義建築と呼ばれる、古典的な要素とモダンな要素を融合させたスタイルです。白い石灰岩を使用した外観は、威厳と優雅さを兼ね備えています。
旧トロカデロ宮殿と同じく、ふたつの棟がセーヌ川に鳥が翼を広げたような趣をしていて、中央にはエッフェル塔への眺望を妨げないオープンスペースが設けられています。この構造によって、シャイヨー宮からエッフェル塔への素晴らしい眺めが実現しています。
バレエ公演
シャイヨー宮にあるシャイヨー国立劇場は、パリのバレエシーンにおいて重要な役割を果たしています。
この劇場は、パリで最も大きなコンサートホールのひとつで、1975年、フランス文化省によってパリの4大国立劇場のひとつに指定されました。
演劇のほか、バレエ、サーカス、フラメンコ、歌舞伎などの公演が開催されていて、モンテカルロバレエ団をはじめとする国際的に有名なバレエ団の公演も行われます。
海洋博物館と人類博物館
シャイヨー宮には、ふたつの重要な博物館が入っています。
西翼に位置する海洋博物館(Musée national de la Marine)は、フランスの海事史を展示しており、歴史的な船舶模型、航海用具、海洋画、海軍の制服や武器などを見ることができます。
一方、東翼にある人類博物館(Musée de l'Homme)では、人類学、民族学、先史学に関する展示が行われています。ここでは、人類の進化に関する展示、世界各地の民族衣装や工芸品、先史時代の道具や芸術作品などを見ることができます。
また、このふたつの博物館のほかにも、建築・遺産博物館、フランス記念物博物館、水族館もあります。シャイヨー宮は、文化遺産が一箇所に集まっている価値ある名所なのです。
トロカデロ庭園
トロカデロ広場の魅力の一つが、広大で美しいトロカデロ庭園(Jardins du Trocadéro)です。
この庭園は、シャイヨー宮とセーヌ川の間に広がり、エッフェル塔への素晴らしい眺望を提供しています。また、美しい噴水群でも知られていて、20の噴水装置のあるワルシャワの噴水(Fontaine de Varsovie)が大変印象的です。
庭園内には、トラヴェルスの男性像、バケの女性像や、牛の頭部のモニュメントなど、多くの彫刻作品が点在しています。これらの彫刻は、庭園の美しさを引き立てるとともに、芸術的な要素を加えています。
トロカデロ庭園は、パリの喧騒を忘れてリラックスできる空間であると同時に、芸術と自然が融合した美しい場所なのです。
パリオリンピック
2024年、パリはオリンピック・パラリンピックの開催都市となります。
この大会で、トロカデロ広場は、自転車ロードレースや陸上競技の会場として使用されます。これらのイベントにより、トロカデロ広場はオリンピック期間中、世界中の注目を集める場所となるでしょう。歴史ある景観と最新のスポーツイベントが融合する、独特の雰囲気を味わえるはずです。
また、オリンピックを機に、トロカデロ広場とその周辺エリアのインフラ整備も進められています。オリンピック後も、これらの整備の恩恵を受け、トロカデロ広場はより魅力的な観光スポットとして生まれ変わることでしょう。
周辺の観光スポット
トロカデロ広場周辺には、魅力的な観光スポットがたくさんあります。
エッフェル塔: 言わずと知れたパリのシンボル。トロカデロ広場から徒歩で約15分です。塔に上ることで、パリの街を一望することができます。夜のライトアップも美しく、ロマンチックな雰囲気を楽しめます。
- セーヌ川: トロカデロ広場のすぐそばを流れるセーヌ川。川沿いの散歩やクルーズを楽しめます。特に夕暮れ時のセーヌ川クルーズは、パリの美しい景色を堪能できるおすすめのアクティビティです。
- シャンゼリゼ通り: パリを代表する大通りで、高級ショップやカフェが立ち並びます。トロカデロ広場から凱旋門方面へ歩いて行くことができます。
- 凱旋門: シャンゼリゼ通りに位置する歴史的建造物。トロカデロ広場から約2kmです。屋上からはパリの街並みを一望でき、エッフェル塔の素晴らしい眺めも楽しめます。
- パリ市立近代美術館: トロカデロ広場のすぐ近くにあるこの美術館は、20世紀の芸術作品を展示しています。ピカソ、マティス、モディリアーニなど、近現代の巨匠たちの作品を鑑賞できます。
- ブローニュの森: パリ西部に位置する広大な公園。トロカデロ広場からは少し距離がありますが、自然を楽しみたい方におすすめです。湖や動物園もあり、のんびりと過ごせます。
- マルモッタン・モネ美術館: 印象派の巨匠クロード・モネの作品を多数所蔵する美術館。トロカデロ広場からは少し離れていますが、印象派ファンには必見のスポットです。
これらのスポットを組み合わせることで、パリの魅力を存分に味わうことができます。
たとえば、朝にトロカデロ広場でエッフェル塔の写真を撮り、その後エッフェル塔に上って、午後はセーヌ川クルーズを楽しみ、夕方にシャンゼリゼ通りを散策するというコースはいかがでしょうか。
おわりに
トロカデロ広場は、パリの歴史と文化が凝縮された魅力的なエリアです。エッフェル塔の絶景を楽しめるだけでなく、2024年のパリオリンピックの舞台にも選ばれた、まさにパリの顔とも言える場所です。
その魅力は多岐にわたります。シャイヨー宮などの歴史的な建造物、美術館、美しい庭園、そしてセーヌ川の眺めなど、訪れる人々を飽きさせません。また、広場で休憩したり、周辺を散策したりすることで、パリジャンの日常も垣間見ることができます。
トロカデロ広場、そしてパリ観光を楽しむためには、レンタルWiFiやeSIMの利用をおすすめします。インターネットに接続することで、旅行がより充実したものになります。
たとえば、シャイヨー宮の博物館の入場券をオンラインで予約し、行列に並ぶ時間を節約できます。また、エッフェル塔を背景に撮った写真をすぐにSNSにアップロードしたり、広場周辺のカフェやレストランの評判をチェックしたりすることも可能です。
パリの街を存分に楽しみ、素晴らしい思い出を作るために、インターネットを活用しましょう。レンタルWiFiやeSIMをご利用の際には、グロモバWiFi、グロモバeSIMをぜひご検討ください。
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