海外旅行ではeSIMとSIMカードどっちがいい?メリット・デメリットを整理しました
2024年7月16日
2025年1月6日
「海外旅行に行くけど、eSIMとSIMカード、どっちがいいの?」とお悩みですか?
この記事では、海外旅行でのeSIMとSIMカードの違いについて、わかりやすく解説します。eSIMとSIMカードのメリット・デメリットを比較し、目的別に選び方のポイントをお伝えします。
それでは、eSIMとSIMカードの世界に飛び込んでみましょう!
eSIMとSIMカードの基本的な違い
まずは、eSIMとSIMカードの基本的な違いについて説明します。
eSIMとは何か?
eSIMは「embedded SIM(埋め込みSIM)」の略です。物理的なカードではなく、スマートフォンに内蔵されたデジタルSIMのことを指します。
QRコードを読み込んで設定するとインターネットが使えるようになりますが、まるでスマートフォンの中に小さな引き出しがあって、そこにeSIMを使うのに必要な情報を入れるようなイメージです。
SIMカードとは何か?
SIMカードは、文字通り、物理的なカードです。
プラスチック製の小さなもので、スマートフォンのSIMスロットに挿入して使います。そして、取り外し・交換をすることで、インターネットに接続することができます。
eSIMとSIMカードのメリット・デメリット
海外で使う場合、eSIMとSIMカードにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
eSIMのメリットとデメリット
eSIMのメリット:
- 物理的なカードではないので紛失の心配がない
- オンラインで簡単に購入・設定できる
- 複数の情報を保存できる
- SIMスロットを空けておける(デュアルSIM対応の場合はSIMカードと併用可能)
eSIMのデメリット:
- 古い端末では利用できないことがある
- 一部の国や地域では利用できないことがある
- 端末の故障時にプロファイルの移行が難しい場合がある
- はじめて使う場合は設定に戸惑うことがある
SIMカードのメリットとデメリット
SIMカードのメリット:
- 多くのスマートフォンで利用可能
- 世界中のほとんどの国で使える
- 端末の故障時に別の端末に簡単に移行できる
- 現地で購入できる場合が多い
SIMカードのデメリット:
- 物理的なカードなので紛失や破損のリスクがある
- SIMスロットの開閉や小さなカードの取り扱いが面倒
- 複数の国を訪れる場合、カードの交換が必要になることがある
- 事前購入の場合、配送に時間がかかる
目的別・場面別!eSIMとSIMカードどっちがいい?
それでは、具体的な目的や場面に応じて、eSIMとSIMカードのどちらを選べばよいかみていきましょう。
日本で準備ができるのはeSIM?SIMカード?
両方可能ですが、eSIMの方が手軽です。eSIMはオンラインで購入してQRコードを読み取るだけで設定できます。SIMカードも日本で購入できますが、配送を待つ必要があります。
オンラインで購入できるのはeSIM?SIMカード?
両方可能ですが、eSIMはオンラインで購入後、すぐに設定をすることができます。SIMカードもオンラインで購入できますが、配送を待つ必要があります。
設定が簡単なのはeSIM?SIMカード?
eSIMの方が簡単です。eSIMはQRコードを読み取るだけで設定完了です。SIMカードは物理的に挿入する必要があり、端末の再起動が必要な場合もあります。
海外旅行で紛失の心配がなく管理が簡単なのはeSIM?SIMカード?
eSIMです。eSIMは端末に内蔵されているので、物理的な紛失の心配がありません。SIMカードは小さいので紛失のリスクがあり、入れ替えにも細心の注意を払わないといけません。
海外で日本の電話番号を維持したい場合はeSIM?SIMカード?
eSIMがおすすめです。eSIMを使えば、日本のSIMカードをそのまま使いながら、海外用のeSIMを追加できます。SIMカードの場合、抜き差しが必要になります。
現地の電話番号を使いたい場合はeSIM?SIMカード?
両方可能ですが、状況によって異なります。eSIMでも現地の電話番号を使えるプランがありますが、SIMカードの方が一般的に現地の電話番号を取得しやすいです。
● 関連記事:海外eSIMで日本の電話番号は使える?現地電話番号や通話アプリの利用についても解説
LINEを使いたい場合はeSIM?SIMカード?
両方使えます。LINEはインターネット接続があれば使用できます。eSIM、SIMカードどちらでもインターネットに接続できれば問題ありません。
Instagramを使いたい場合はeSIM?SIMカード?
両方使えます。InstagramもLINEと同様、インターネット接続があれば使用できます。eSIM、SIMカードの選択に影響しません。
グーグルマップを使いたい場合はeSIM?SIMカード?
両方使えます。グーグルマップもインターネット接続があれば使用できます。オフラインマップをダウンロードしておけば、接続がなくても基本的な機能は使えます。
テザリングしたい場合はeSIM?SIMカード?
両方可能ですが、契約内容を確認する必要があります。テザリングはeSIM、SIMカードの区別というよりも、契約しているプランによります。どちらを選んでも、テザリングが許可されているプランを選べば可能です。
● 関連記事:テザリングができない?海外eSIMを使ったやり方を徹底解説【iPhone・Android】
最新のスマートフォンで使えるのはeSIM?SIMカード?
アメリカ市場では、iPhone14シリーズから物理的なSIMカードスロットが廃止され、eSIMのみの対応となっています。しかし、この変更は日本を含む他の地域には適用されていません。Apple社の方針としては、将来的には世界規模で物理SIMを廃止し、eSIMへの完全移行を目指している可能性があります。しかし、現時点では日本市場においては、ユーザーの利便性や通信事業者の対応状況を考慮し、eSIMとSIMカードの両方をサポートする形を維持しています。
一方で、Androidは現在、移行期にあるといえます。多くのAndroidが依然として物理SIMカードスロットを備えていますが、eSIM対応機種も増加傾向にあります。
古いスマートフォンで使えるのはeSIM?SIMカード?
SIMカードがおすすめです。古い端末はeSIMに対応していない可能性があります。SIMカードなら、ほとんどのスマートフォンで利用できます。
● 関連記事:海外旅行用eSIMの主な対応機種と確認方法【iPhone・Android】
1回限りの旅行に最適なのはeSIM?SIMカード?
eSIMがおすすめです。1回限りの旅行なら、eSIMの方が手続きが簡単で、帰国後も物理的なカードが残らず便利です。
周遊旅行する場合におすすめなのはeSIM?SIMカード?
eSIMがおすすめです。eSIMなら、SIMカードの交換が不要なため、国を移動する際もスムーズに通信プランを切り替えられます。また、SIMカードと異なり、端末に組み込まれているため、紛失の心配がなく、持ち運ぶ荷物も減らせます。
● 関連記事:複数国をカバーする海外eSIMについて徹底解説!【何か国まで?2つ入れられる?】
旅行が頻繁な場合におすすめなのはeSIM?SIMカード?
eSIMがおすすめです。eSIMならふと思い立ったときにオンラインで購入することができ、設定も慣れてしまえば簡単なので、大変便利です。また、帰国後も、物理的なカードが残りません。
海外でeSIMを使うときの疑問
eSIMを海外で使う際によくある疑問について、詳しく説明していきます。
eSIMを使ったらSIMカードはどうなる?
eSIMを使う場合でも、物理的なSIMカードスロットがあるスマートフォンなら、そのまま日本のSIMカードを挿しておくことができます。つまり、以下のような使い方が可能です。
- 日本のSIMカードをそのまま挿している状態で、海外用のeSIMを追加する
- 日本ではSIMカードを使い、海外ではeSIMに切り替える
この方法を使えば、日本の電話番号を維持したまま、海外でのデータ通信が可能になります。
ただし、通話やSMSの利用には注意が必要で、通信料金にも関わってきますので、海外でeSIMを利用するときにデータローミングをオンにすべきかオフにすべきかは、契約したeSIMサービスの詳細を確認するようにしましょう。
● 関連記事:海外eSIMとデータローミングの関係性をわかりやすく!オン・オフの設定はどうする?
eSIMとSIMカードを同時に使う方法
最新スマートフォンの多くは、eSIMと物理的なSIMカードを同時に使用できる「デュアルSIM」機能に対応しています。この機能を使えば、以下のような便利な使い方ができます。
- 日本の電話番号(SIMカード)と海外の通信サービス(eSIM)を同時に利用
- 仕事用と私用で別々の電話番号を使い分け
- 通話とデータ通信で異なる通信事業者を利用
ただし、同時に使用する場合の設定方法は端末によって異なるので、お使いのスマートフォンの説明書やサポートページを確認することをおすすめします。
おわりに
ここまで、eSIMとSIMカードについて詳しく比較してきました。どちらにもメリット・デメリットがありますが、最近の海外旅行ではeSIMがおすすめです。
eSIMであれば、SIMカードのような紛失や破損の心配がなく、購入から設定までがオンラインで完了。切り替えにも手間がなく、必要なときにすぐにプランを追加することもできます。ストレスなく現地での通信を楽しめます。
海外旅行用のeSIMは、グロモバeSIMがおすすめです。
- 世界150以上の国と地域で使える
- 複数のプランから選べる(短期旅行用、長期滞在用など)
- QRコードで簡単に設定できる
- 日本語のガイドがあるから安心
- 困ったときはカスタマーサポートに問い合わせできる
海外旅行でeSIMをご利用の際は、グロモバeSIMをぜひご検討ください。
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