海外旅行、せっかくなら近くの国をいくつか回りたいという方も少なくないのではないでしょうか。複数の国を巡る旅行を計画している場合は、通信手段の確保がより重要になります。

そんなときにおすすめなのがeSIM！eSIMなら、SIMカードのような小さいカードを管理する心配もないし、ポケットWiFiのように紛失の心配をする必要もありません。気軽に使えるeSIMは海外旅行に打ってつけ。

この記事では、海外旅行で複数国を周遊するときのeSIMの上手な使い方について、わかりやすく解説していきます。

eSIMは何か国まで使える？

複数国を旅行をする場合、すべての国で使うeSIMを1つのスマートフォンやタブレットに入れられるのか、疑問に思う方も少なくないと思います。結論からいうと、eSIMの利用可能国数に明確な上限はありません。

1つのeSIMプランで利用できる国数は、eSIMを購入した業者や選択したプランによって異なりますが、一般的には以下のような範囲で提供されています。

• 数か国限定のプラン（例：3～5か国）
• 地域別プラン（例：アジア周遊プラン、ヨーロッパ周遊プランなど）
• グローバルプラン（例：世界150以上の国と地域をカバー）

また、必要になる各国のプランを、個別に購入することもできます。つまり、適切なプランを選べば、目的の国や地域をカバーすることができるのです。

1台のスマートフォンでeSIMはいくつまで使える？

ほかに気になるのは、「1台のスマホで複数のeSIMを使えるの？」ということですよね。これについても詳しく見ていきましょう。

まず、1台のスマートフォンで利用できるeSIMの数は、そのスマートフォンの仕様によって決まります。新しいスマートフォンの多くは、少なくとも1つの物理的なSIMカードと1つのeSIMが使えるようになっています。これを「デュアルSIM」と呼びます。

さらに、複数のeSIMプロファイル（eSIMを使うために必要な情報）を保存できるものもあります。たとえば、iPhone 13以降のモデルでは、最大8つのeSIMプロファイルを保存でき、そのうち2つを同時に有効にできます。

ただし、複数のeSIMプロファイルを保存できても、同時に使用できるのは通常1つか2つまでです。つまり、8つのプロファイルを保存していても、切り替えて使う必要があります。

デュアルSIMの活用方法としては、以下のようなケースが考えられます。

• 日本の通信会社のSIMと海外用eSIMを併用する
• 仕事用のeSIMとプライベート用のeSIMを併用する

また、1つのeSIMプロファイルで複数国をカバーできない場合は、複数のeSIMプランを購入して、国や地域が変わるたびに切り替えて使用することもできます。

このように、1台のスマートフォンでも柔軟にeSIMを活用できるので、複数国を巡る旅行でもとても便利です。

eSIMを複数国で使う方法

さて、ここからは具体的にeSIMを複数国で使う方法についてみていきましょう。大きく分けて3つの方法があります。

周遊用のeSIM

複数国をまわる旅行では、周遊用のeSIMがとてもおすすめです。これは、1つのプランで複数の国や地域をカバーするeSIMのことです。

たとえば、「アジア周遊プラン」や「ヨーロッパ周遊プラン」などがこれにあたります。これらのプランを使えば、国境を越えても新たな設定をしないでインターネットを利用することができます。

ただし、周遊プランを選ぶ際は、自分の旅行先がすべてカバーされているか、よく確認しましょう。

各国のeSIM

周遊プランでカバーできない国がある場合や、周遊プランほどは必要がない場合は、各国別のeSIMを利用するのも一つの方法です。

たとえば、次のような組み合わせが可能です。

• ヨーロッパ周遊プラン（旅行用）＋韓国プラン（乗り継ぎ用）
• アメリカ合衆国プラン（旅行用）＋カナダプラン（旅行用）

デメリットとしては、国ごとに異なるeSIMを管理する手間がかかることや、全体的なコストが高くなる可能性があることです。

無料WiFiや海外ローミング

最後に、eSIMを使わずに無料WiFiや海外ローミングを利用する方法もありますが、これらはあまりおすすめできません。

無料WiFiは、セキュリティの問題や接続の不安定さがあります。また、外出先で常に利用できるとは限りません。

日本で契約している携帯電話会社を介して、渡航先の携帯電話会社の回線を使って通信する海外ローミングは、高額な料金がかかる可能性が高く、予期せぬ請求を受ける危険性があります。

これらの方法は、緊急時の備えとして知っておくのは良いですが、メインの通信手段としては避けたほうが良いでしょう。

複数国対応eSIMはどの国で使えるのか

eSIMの利用可能国は、選択するプランによって異なります。ここでは、よくある周遊プランの例をご紹介します。

アジアで使える複数国対応eSIM

アジア旅行向けのeSIMプランは、通常以下のような国々をカバーしていることが多いです。

• 日本
• 韓国
• 中国
• 台湾
• 香港
• マカオ
• タイ
• シンガポール
• マレーシア
• ベトナム
• インドネシア
• フィリピン

プランによっては、インドやスリランカなども含まれることがあります。

ヨーロッパで使える複数国対応eSIM

ヨーロッパ旅行向けのeSIMプランは、一般的にEU加盟国を中心にカバーしています。

• イギリス
• フランス
• ドイツ
• イタリア
• スペイン
• オランダ
• ベルギー
• スイス
• オーストリア
• チェコ
• ポーランド
• ハンガリー
• ギリシャ
• ポルトガル

30か国以上をカバーするプランも多くあります。

世界で使える複数国対応eSIM

世界周遊プランは、文字通り世界中の多くの国をカバーします。一般的に100か国以上をカバーするプランが多く、上記のアジアやヨーロッパの国々に加えて、以下のような国々も含まれます。

• アメリカ
• カナダ
• メキシコ
• ブラジル
• オーストラリア
• ニュージーランド
• アラブ首長国連邦
• エジプト
• 南アフリカ

ただし、通信速度やデータ容量は国によって異なる場合があるので、詳細は各プロバイダーの情報を確認することをおすすめします。

複数国でのeSIMの使い方と切り替え方法

eSIMを複数国で使用する際、国によって異なるプランを使用する場合は、プランの切り替えが必要になることがあります。ここでは、複数国間での切り替え方法を説明します。

1. 新しい国に到着したら、設定画面から使用するeSIMを選択します。
2. 現在使用中のeSIMを「オフ」にし、新しい国用のeSIMを「オン」にします。
3. データローミングがオンになっていることを確認します。

注意点：

• 一部の端末では、2つのeSIMを同時に有効にできる場合があります。この場合、使用するデータ回線を選択する必要があります。
• 切り替えの際は、WiFi環境下で行うことをおすすめします。
• 新しい国に到着したら、まず機内モードをオンにしてから、適切なeSIMに切り替えて機内モードを解除すると、スムーズに切り替えられることがあります。

これらの手順を踏むことで、複数国を旅行する際もスムーズにインターネットを利用することができます。

ただし、具体的な操作方法は端末やOSのバージョンによって若干異なる場合があるので、お使いの端末の説明書も併せて確認することをおすすめします。

●　関連記事：海外でのeSIM切り替えタイミングと切り替え方法！主回線はオフにする？

おわりに

ここまで、海外旅行で複数国を巡る際のeSIMの活用方法について詳しく見てきました。

eSIMを使うことで、以下のようなメリットがあります。

• 物理的なSIMカードの交換が不要で便利
• 複数国を旅行する際も、簡単に切り替えられる
• 事前に購入できるので、到着後すぐにインターネットが使える
• 多くの場合、海外ローミングよりも安価

特に複数国を巡る旅行では、eSIMの便利さが際立ちます。国境を越えるたびにSIMカードを探す手間が省け、スムーズに通信環境を確保できます。

ただし、利用の際は以下の点に注意しましょう。

• 旅行前に、自分のスマートフォンがeSIMに対応しているか確認する
• 旅行先すべてをカバーするプランを選ぶ、または必要に応じて複数のプランを組み合わせる
• データ通信量や有効期限をよく確認し、必要に応じて追加購入の方法を把握しておく

これらの点に気をつければ、eSIMを使って快適な海外旅行を楽しむことができるでしょう。

海外旅行用のeSIMを探している方には、グロモバeSIMがおすすめです。グロモバeSIMは、以下のような特徴があります。

• 世界150以上の国と地域で利用可能
• 複数国をまわる旅行にも対応した周遊プランあり
• Webサイトやアプリから簡単に購入・管理が可能
• 日本語サポートが充実

特に、複数国を巡る旅行では、グロモバeSIMの周遊プランが便利です。アジア周遊やヨーロッパ周遊、世界周遊など、地域ごとのプランが用意されているので、自分の旅行プランに合わせて選ぶことができます。

また、グロモバeSIMは日本企業が運営しているため、日本語でのサポートが充実しています。海外での通信トラブルが心配な方でも安心して利用できるでしょう。

eSIMを使えば、海外旅行がもっと便利で快適になります。海外旅行の準備をする際は、グロモバeSIMをぜひ検討ください。